活動時期:慶長十二年~寛文十二年(1607~1672)
戦国武将 石田三成の取り成しにより、豊臣秀吉から津軽の支配を認められた津軽為信は、石田三成に厚い恩義を抱いていた。関ヶ原の戦いで石田三成が斬首されたのを受けて、為信の長男 信建は、為信の命により三成の次男 重成を大坂城から救出し、津軽に匿った。深味村(現 板柳町)に忍んでいた重成は、父から江州杉山の郷(現滋賀県甲賀市信楽)を拝領していたことにちなんで、名前を杉山源吾に改めた。その子 杉山八兵衛吉成は寛永十年(1633)、弘前藩に召し出され、以降杉山家は藩の重臣を務めていくことになる。
寛文九年(1669)、蝦夷地(現北海道)において松前藩とアイヌ民族の間でシャクシャインの戦いが勃発すると、幕府から松前藩への援軍要請があり、弘前藩は八兵衛を侍大将に指名し、七百人の部隊が津軽海峡を渡った。しかし松前藩は弘前藩の援軍を拒否したため、八兵衛は弘前藩士を町人に変装させ、「物聞(ものきき)」として松前城下の様子を調査させた。また、密かに本陣を離れ、八兵衛自ら手勢の者たちを連れてアイヌの集落に赴き、もっぱら情報収集に努めた。八兵衛は公平な立場でアイヌの人々に接し、在陣中二日に一回の頻度で戦況報告書を国元や幕府に送った。
戦争が終結すると幕府から手柄が評価され、八兵衛は寛文十年(1670)江戸城に登城して褒賞を授与された。しかし二年後、弘前藩江戸屋敷で病死したのを受けて、次の年、甲賀忍者の中川小隼人が江戸で召し抱えられ、忍者部隊「早道之者」が結成されることになる。「早道之者」は八兵衛の遺志を継いで、頻繁に蝦夷地の様子を監視するため渡海した。
名称/杉山吉成 御忍印
価格/300円(税込)
販売開始日/2023年8月3日
購入可能場所
弘前忍者屋敷
住所:青森県弘前市森町12
電話番号:090-2023-6950(オーナー佐藤光麿)
定休日:なし
営業時間:9時~17時まで(ガイド1日5回 約1時間)
①9;30~ ②11:00~ ③13:00~ ④14:30~ ⑤16:00~
入館料:小学生以上500円
(事前予約制オーナー佐藤光麿まで)
弘前城天守内売店
住所:青森県弘前市下白銀町1-1弘前公園 弘前城天守内
電話番号:0172-33-8733(弘前市みどりの協会)
定休日:定休日なし(11月24日~3月31日までは天守の冬季閉鎖のため閉館)
営業時間:9時~17時
入館料:弘前城天守のある本丸・北の郭エリアは4月1日~11月23日まで有料区域となります。大人320円、こども100円、その他共通券もございます。
弘前城情報館
住所:青森県弘前市下白銀町1-1弘前公園内
電話番号:0172-26-5965
定休日:定休日なし・通年開館
営業時間:9時~17時
入館料:無料
弘前市りんご公園「りんごの家」
住所:青森県弘前市清水富田寺沢125
電話番号:0172-35-3131
定休日:無休
営業時間:9時~17時
弘前市まちなか情報センター「cafeセルクル」
住所:青森県弘前市大字土手町94-1
電話番号:0172-31-5160
休館日:年中無休(但し施設管理によって臨時休館あり)
営業時間:9時から21時まで
入館料:無料